メモとコメントとは?
1.
コメント:フィードバックのこと。チェッカーまたはQAがエラータイプを指定し、翻訳・写植などを担当する作業者に改善してほしいポイントを伝えます。
2.
メモ: 別のステップの担当者に伝えたいこと。メモは、全ステップの担当者が作成可能です。
•
ルビや傍点の追加など、写植の担当者に伝えたいこと。
•
翻訳の意図など、チェッカーに伝えたいこと。
•
パロディや商標、実際に存在するブランド名の権利など、確認が必要なこと。
•
設定集の修正リクエスト(この場合、PMに要連絡)など
1.
メモの作成方法と記入例
a.
作成方法
i.
[テキストボックス]をクリックします。
ii.
[メモを追加]をクリックして入力欄にメモを作成します。作成した内容は随時保存されます。
•
[メモを追加]をクリックして複数個のメモを作成することができ、写植担当者と翻訳チェッカーへのメモを個別に作成することも可能です。
•
作成したメモは削除・修正が可能です。各メモの右端にカーソルを動かすと表示される[X]をクリックして削除できます。
b.
記入例
i.
[宛先] 内容の形で記入します。
•
現時点で宛先をタグする機能がないため、どのステップの担当者に確認してほしいかを[ ]の中に記入します。
ii.
内容は簡潔に記入してください。
例)
•
[식자] 루비추가 女子:おなご
•
[식자] 루비추가 晒:さら (←晒す에 대한 루비)
•
[식자] 会長에 강조점 추가
•
[翻訳チェック] 権利確認:NIKEのロゴ
•
[翻訳チェック] 設定関連:原作は「侯爵」になっているが、文脈的には「公爵」
•
[翻訳チェック] ~と考えて訳しました。(翻訳の意図に関する補足が必要な場合)
•
[翻訳] 設定集に追加:イ・チョング一人称:私(設定集の修正に関する内容は、フィードバックブックへの記載とPMへの連絡必須)
2.
コメントの作成方法と記入例
a.
作成方法
i.
テキストボックスをクリックします。
ii.
[コメントを追加]をクリックすると入力欄が表示されます。
1.
エラータイプ(複数選択可)を選択してから、コメントを記入します。
2.
重要なコメントには、「☆」を付けます。
b.
記入例
i.
エラータイプを選択して、コメントを記入します。
ii.
各エラーの詳細は以下の通りです。
•
精度:誤訳・誤字・脱字など
•
文法:文法ミス
•
表現力:直訳・不自然な翻訳・ニュアンスのズレ・不自然な改行など(誤りとは言えないすべての改善点はこれに該当する)
•
原文反映:吹き出しや効果音などの翻訳漏れ、テキストボックスの重複など
•
ガイドライン違反:記号、数字、第●話/つづく記載漏れ
•
設定集違反:呼称、口調、用語など、設定集を違反した場合
iii.
内容は簡潔に作成します。補足が必要ない場合には、エラータイプの指定のみで結構です。
•
例)翻訳漏れ、誤字・脱字、文法ミス、不自然な改行など
•
改行と表現の修正は、「翻訳文→翻訳の修正文」の形で修正します。
iv.
重要なコメントには、「☆」を付けます。
3.
ステップ別作成方法
a.
翻訳チェック(クライアントチェックの前の段階)
i.
メモ:翻訳者が作成したメモを補足します。(非常用漢字のルビ追加など写植担当者へのメモ、権利確認の漏れなど)
ii.
コメント:エラータイプを選択して、コメントを記入します。
b.
翻訳チェック(写植後)(初回クライアントチェック後、写植済みのデータを確認)
i.
左側の[写植]または[写植チェック]コラム上で修正したい箇所をクリックすると[メモ/コメント]タブに入力欄が表示されます。入力欄に最終版の翻訳を記入します。
1.
初回のクライアントチェック時に付けられたコメントは、[転写/翻訳文]タブでページ内検索(Ctrl+F)機能を利用し、「KP」を検索することで確認できます。
2.
修正箇所は、「i」の方法でメモとコメントを記入します。
ii.
[メモ/コメント]タブは、写植チェッカーのためのタブで、タグを選択します。
1.
各タグの内容は以下の通りです。
•
翻訳不一致:写植エラーによるテキスト修正
◦
写植時の訳漏れ、ルビ漏れ、訳文の誤入力など、写植中に発生した翻訳に関するエラー
•
翻訳修正:写植エラーに該当しないテキストを修正
◦
写植後の原稿を見て翻訳を改善
◦
クライアントからのコメントの反映など全般的な翻訳修正
•
可読性改善: テキストの位置と方向による可読性の改善
◦
左綴りの韓国マンガを右綴りのマンガへ配置を変える際に吹き出しや効果音の順番が前後して読みずらくなった場合
◦
効果音の区切りミス、順番ミスなど
◦
改行の改善など
c.
リテイク(2回目のクライアントチェック後)
i.
クライアントの最終チェックで追加されたコメントは、[メモ/コメント]タブを開き、ページ内検索(Ctrl+F)機能で「KP」を検索して確認します。
ii.
クライアントからのコメントのうち、「翻訳修正」に該当するコメントを確認し、内容を追加します。
1.
[写植]または[写植チェック]コラムをクリックします。
2.
前回のワークフローのメモとの混同を防ぐために、[メモ/コメント]タブには、[3/8(記入日) クライアントからのコメントを反映] 最終版の翻訳の形で記入します。