武狭翻訳

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武挟とは?

「武術」と「義理・人情」を重んじ、剣と術で身を立てることを生きがいとする英雄たち、または彼らの生き方そのもの。
このジャンルは中国の古代から中世にかけての時代を背景に、多くの武術家や義賊、侠客(きょうかく)と呼ばれる英雄たちが登場し、彼らが正義と名誉のために悪と戦い、仲間を助け、時には恋愛や裏切りといった人間ドラマも絡みます。
武侠の物語では、登場人物たちはしばしば「江湖(こうこ)」と呼ばれる架空の流浪社会を舞台に活動します。この江湖は一般の社会とは別の秩序やルールが存在し、法治ではなく、侠義精神(義理と友情の道理)が重要視される独特の文化圏です。この世界では、「俠(きょう)」と呼ばれる義勇心や正義感のある者たちが主人公となり、個人の名誉や仲間への忠誠、時には愛する人のために戦います。
慣れないと難しい印象があり、とっつきにくいかもしれませんが、ストーリーが充実している作品が多く、魅力的なジャンルです。

翻訳時の注意点

1.用語や技名などの漢字はきちんと調べる

漢字の誤変換に注意!

武挟物においては、リサーチが非常に重要となります。時には歴史的な考証や事実関係を把握することが必要となる分野ですので、事実に基づいた正確なリサーチ、正しい表記の確認をお願いいたします。

※一部の例には韓国語を基にした内容が含まれていますが、
中日翻訳家・チェッカーの皆さんは参考程度にご覧ください。
誤変換の例
백용수 白龍水→白龍手
장문인 張文人→掌門人
무관 武関、武官→武館
벽곡 壁穀→辟穀
※原本が韓国語の場合、作家さんが漢字で記載した漢字が必ずしも正しいとは限りませんので、
うのみのせず、不自然だと感じたらリサーチするなどして、担当APMまでご報告ください。
原文が間違っていた例 환주:喚獣→幻獣
소환주:召喚獣と混同していた可能性が考えられる
2.技名や用語はそのまま訳し、注釈で解説する
武侠もののファンがいることを考えると、
用語は中国語のまま漢字にして注釈をつけたほうがよい。
살수 殺手 ◯ 暗殺手、アサシン ✕
3.ルビをつけないといけない漢字が存在する
ex:功力 くりき ではなく こうりきorこうりょく
功力(くりき):仏語。修行によって得た不思議な力。功徳の力。
功力(こうりき、こうりょく):内功による力
4.直訳すると意味が変わる用語が存在する
・가주:家主 → 当主
かしゅ と読むが やぬし とも読めてしまう
・무사:武士(ぶし) → 武人
武林人の場合は、武人としたほうがいい。
宮廷などの一般的な武士と区別する。
※不明な場合は原文に沿った訳が無難!

武挟のテーマと特徴

武挟漫画の特徴

1.イデオロギーの戦い 「正義の集団」vs「悪の集団」   正派      邪派・魔教
門派内でも派閥争いがある
正派だから善人というわけでもない
己の利益のためには、仲間を裏切ることもある
2.最強を目指す
武功を極める(天外天・天下第一人)
武侠の世界に転生することもある(ゲームのようなステータス画面があり  強くなっていく)

武挟漫画の主なテーマ

1.  武術
武侠の物語では、超人的な武術や必殺技を使う登場人物が多く、飛ぶような移動、並外れた耐久力や身体能力を見せます。これらの技は「軽功」や「内功」といった特別な修行を通じて得られるとされています。武侠の世界では、「武功」(武術の技術)は戦闘力だけでなく、自己修養や内面の鍛練も重要視されます。
2.  侠義精神(きょうぎせいしん)
武侠の主人公たちは、ただの戦士ではなく、正義を貫く義侠心を持つ人物であることが多いです。弱きを助け、悪に立ち向かい、仲間や愛する人のために犠牲を払うことを厭わない精神が物語の核となっています。
3.  江湖(こうこ)の世界
武侠に登場する「江湖」は、官僚や権力者たちの支配から独立している一種のユートピア的な空間です。そこでは、侠士たちが自由に生き、冒険や戦いを通じて成長していきます。また、江湖では「武林」と呼ばれる武術の世界の社会が存在し、派閥や門派が競い合い、時に対立するなど複雑な人間関係も描かれます。
4.  宿命と愛憎の物語
武侠作品にはしばしば、主人公が運命的な試練を受ける場面が描かれます。仇討ちや師弟関係、あるいは禁断の恋といった要素が物語を盛り上げるスパイスとして盛り込まれ、キャラクターたちの葛藤や成長が重厚に描かれます。
5.  歴史・民間伝承との融合
武侠の物語は実在の歴史や民間伝承からインスピレーションを得ることが多く、現実の中国文化のエッセンスを織り交ぜた神秘的な要素が加わっています。例えば、実在した武将や伝説的な出来事が登場することもありますが、基本的にはフィクションとして描かれます。

主な門派

師弟関係図

強さの段階

武林における強さは内功の強さ

だいたい主人公は絶頂・もしくは超絶頂くらいが多い印象。様々な技を繰り出せる境地。
翻訳時に、境地や剣技からキャラの強さ・地位を予想できる。  例)剣罡(けんこう)を使っていれば、化境より上の使い手。

武挟用語集

武術・技術に関する用語

武功:狭義では内功を用いた武術のこと。広義では心法や歩法などの内功を用いた武術全般を武功と表現する。武功において天下一と認められたものは天下第一人と称される。
内功(ないこう): いわゆる気のこと。内力、功力(こうりょく)とも。心法により、源気を体内に取り込み、丹田に蓄えることで生じる。
外功(がいこう):体自体を鍛える武功。皮膚や筋骨を強靭にし、刃の通らない皮膚や挫くことのできない筋骨を形成する。
心法(しんぽう): 大気中に漂う源気を吸収し、丹田に蓄え内功とすることを目的とする。
正派:源気から清純な気のみを選別し、丹田に安定的に蓄積していく。
邪派(魔教):吸収した源気を選別することなく丹田に蓄える心法を扱う。 走火入魔と呼ばれる精神錯乱状態になりやすい。
軽功(けいこう): 身体を軽くして素早く動く技術。飛んだり、壁を駆け上がったりといった超人的な動きを可能にする。
気功(きこう): 「気」を用いた特殊な技術。気を使って自分や他人の体力を回復したり、攻撃に転用したりする。
掌法(しょうほう): 手のひらを用いた武術技法の総称。相手を突き飛ばしたり、内部にダメージを与えたりする。
剣法(けんぽう): 剣を用いる戦闘技術の総称。剣の型や流派ごとに異なる特徴がある。
気功弾(きこうだん): 気を体外に放出して飛ばす技。いわゆるエネルギー弾のような攻撃。
毒功(どくこう): 毒を使った戦闘技術や修行。毒を使って相手を苦しめたり、暗殺を行ったりする。
真気(しんき): 武術家が体内に蓄える「気」の純粋なエネルギー。高レベルの武術家はこの気を自在に操れる。

武術の流派・門派に関する用語

少林(しょうりん): 有名な仏教系の武術流派。拳法や気功の技術に長け、修行僧が多く所属する。
武当(ぶとう): 道教系の武術流派で、剣術や内功を得意とする。道教の思想を重んじている。
華山派(かざんは): 剣術で知られる流派。義侠心と忠誠心を重視し、しばしば主人公側の勢力として登場。
峨眉派(がびは): 主に女性が所属することが多い仏教系の流派。美しい剣技や術を得意とする。
魔教(まきょう): 邪悪な流派や一派で、暗殺や毒の技術を使用することが多い。正義の武林と対立することが多い。
少林寺(しょうりんじ): 仏教の僧院でありながらも、非常に強力な武術を伝承している。武侠作品では武林の象徴的な存在。
武林(ぶりん): 武術を極めた者たちが所属する社会、もしくは世界のこと。武林には派閥や規律が存在し、義侠心を重んじる。

登場人物の役割や身分に関する用語

侠客(きょうかく): 義を重んじ、弱きを助ける者たちのこと。しばしば主人公やその仲間たちが「侠客」として描かれる。
豪傑(ごうけつ): 勇猛で強い人物。武術や戦闘技術に優れ、仲間や村人を守るリーダー的存在。
師匠(ししょう): 武術や技を教える先生。登場人物の中で指導者的な存在として描かれることが多い。
師弟(してい): 師匠と弟子の関係。弟子は師匠を尊敬し、師の教えを受けて成長していく。
江湖(こうこ): 武侠作品における流浪社会。一般の社会とは異なり、侠義心や武術の強さが重要視される。
門徒(もんと): 武術の流派に所属する弟子や一門の一員。門派の教えを受け、他の流派と競い合う。

武侠社会の概念や道徳に関する用語

侠義(きょうぎ): 義侠心。武侠の登場人物たちが持つべき道徳的な価値観で、弱きを助け、正義を貫く姿勢。
忠義(ちゅうぎ): 忠実と義理の精神。主人公や仲間たちが、命を懸けて守るべき信念として描かれることが多い。
復讐(ふくしゅう): 敵に討たれた家族や仲間のための報復。武侠の物語では、仇討ちがしばしばテーマとなる。
仁義(じんぎ): 思いやりや正義を重んじる心。仲間や民衆のために戦う精神。
誓約(せいやく): 武侠の世界では「血の誓い」などの形で誓約が行われることが多く、約束や忠誠の象徴となる。
天命(てんめい): 運命や宿命としての「天」の意志。多くの武侠の登場人物が、自分の天命を背負って戦いに挑む。

戦闘に関する用語

決闘(けっとう): 二人の戦士が一対一で勝負を決める戦い。名誉や技の証明として行われることが多い。
比武(ひぶ): 武術の技を競い合うこと。お互いの武功を試し合うための戦い。
陣法(じんぽう): 複数の戦士が一団となって戦うための戦術や陣形。巧妙な配置や動きで敵を迎え撃つ。
暗器(あんき): 隠し武器。暗殺や奇襲などで使用され、投げナイフや毒針などが典型的な例。
殺気(さっき): 戦いにおいて放たれる敵意や闘争心。強い殺気を放つと、敵が威圧感を感じることがある。
必殺技(ひっさつわざ): 敵を確実に倒すための強力な技。多くの武術家が自分だけの必殺技を持っている。

武器に関する用語

剣(けん): 武侠世界で最も象徴的な武器。剣法の技術と組み合わせて使用される。
刀(とう): 剣よりも力強く、一撃必殺を狙う武器。流派によっては刀を中心とした戦闘術がある。
槍(そう): 長柄の武器で、突きや斬り技に優れる。槍術の達人は、広範囲の攻撃を得意とする。
暗器(あんき): 小さく隠し持てる武器。毒針、飛びナイフ、手裏剣などがある。
双刀(そうとう): 両手に一本ずつ持つ短い刀。高速での連続攻撃に向いている。
鉄扇(てっせん): 鉄製の扇。女性の武侠キャラクターに好んで使用され、攻撃と防御を兼ね備えている。

特殊なアイテムや道具に関する用語

解毒丹(げどくだん): 毒を治療するための薬。毒の攻撃を受けた際に使用される。
気丹(きたん): 気力を回復させる薬。戦いの前や後に使われ、武功の回復を助ける。
霊薬(れいやく): 特殊な効果を持つ薬。武功や内功を大幅に向上させるが、希少である。
神器(しんき): 特別な力を持つ武器やアイテム。物語の重要なカギとして扱われることが多い。
経脈図(けいみゃくず): 気の流れを記した図。武術家が自らの経脈を鍛えるために使用する。

その他の用語

※内容を追加、修正したい場合は(@Tommy.Tomita)へと問い合わせください。

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