️ガイドライン アップデート履歴
ガイドライン 案内
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本ガイドラインは、日本語文字起こしの基礎となるガイドラインです。
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PMがクライアントのガイドラインを別途お送りした場合は、クライアントのガイドラインに従って字幕を制作してください。
ガイドラインを上手く活用するコツ
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エディターに添付の単語帳(クライアント単語帳)と本ガイドラインの表記法が相反する場合は、単語帳(クライアント単語帳)の表記法に従ってください。
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[警告] 本資料の著作権は当社にあり、当社の字幕制作以外にはいかなる場合でも使用できません。著作権に違反する無断複製および転載、再配布時には刑事告発措置となります。
ガイドライン
Chapter 1. 字幕制作の基本
[1] 業務範囲と種類
1.
業務範囲
a.
日本語文字起こし業務は以下の2つを全て含む。
i.
文字の入力
ii.
スポッティング
2.
字幕の種類
a.
音声字幕: 発話(映像で聞こえるオーディオ台詞)のみ入力、発話出力時点と同時に出力される字幕
b.
テロップ: 画面テキスト(映像に挿入されたテキスト)のみ入力、画面にテキストが表示されると同時に出力される字幕
c.
音声+テロップ: 同時に出力される発話と画面テキストをひとつの字幕に入力、発話/画面テキスト出力時点と同時に出力される字幕
3.
字幕の種類Mingloでの表記方法
a.
音声字幕
i.
Task type: Caption_Voice
ii.
音声字幕のみ制作
b.
テロップ
i.
Task type: Caption_Screen
ii.
テロップのみ制作
c.
音声+テロップ
i.
Task type: Caption_Voice_Screen
ii.
音声字幕、テロップ、音声+テロップの両方を制作
[2] 字幕制作の原則
1.
正確性
a.
字幕は映像を文章で表現した情報である。
b.
字幕は映像が含む情報を正確に伝達しなければならない。
c.
視聴者は字幕だけ読んでも映像の内容を理解できなければならない。
2.
適時性
a.
字幕は適切な時に出力され、正確な情報を伝達しなければならない。
b.
字幕を通じて映像情報(映像内容)を先に知り、映像を視聴する面白さが減少しないようにする。
3.
可読性
a.
字幕は視聴者がスラスラ読めるように作成する必要がある。
b.
可読性を高めるため[文字起こし制作ガイドライン]を制作し、表記法などを規定する。
c.
可読性を高めるため、伝達しなければならない情報の優先順位を決めて選択的に入力してもよい。ただし、必ずガイドラインで定める規定に従って選択する。
d.
可読性を考慮して字幕の登場時点の優先順位を決めることができる。ただし、必ずガイドラインで定める規定に従って選択する。
[3] 字幕制作の方向
1.
正確性: 正確な情報を伝える字幕
a.
文字起こしは字幕翻訳の基礎となるように作る。
b.
字幕翻訳は、文字起こしとして入力された内容を翻訳して作られる。
c.
字幕は映像で外国人視聴者が知るべき情報(発話内容および画面テキスト)を正確に盛り込むようにする。
d.
誤字、入力間違い(発話内容と字幕テキストの不一致)、入力漏れで不正確な字幕にならないように注意する。
e.
映像で繰り返される同じ用語は一貫性を持って表記し、字幕が正確な情報を伝達できるようにする。
2.
適時性: 適切なタイミングで登場する字幕
a.
字幕は発話や画面テキスト出力時点と最大限に同じタイミングで出力されるよう制作する。
b.
字幕が不適切な時点で出力され、映像のネタバレにならないように注意する。
3.
可読性: 楽に読める字幕
a.
[文字起こし制作ガイドライン]で規定された字幕形式、表記法、入力スタイルに従って字幕を制作する。
[4] 字幕制作の倫理
1.
ガイドラインを熟知し遵守する。
2.
必ず映像を視聴しながら字幕を作る。
3.
映像制作者(クライアント)が伝達した単語帳(クライアント)を必ず確認し、該当する固有名詞は単語帳の表記法どおりに表記する。
4.
映像制作者(クライアント)がわざと正書法を誤って使用した場合を除き、正書法を遵守して字幕を作る。
5.
提出前に必ず文法/変換ミス等のチェックを行い、字幕に誤字脱字を一切作らない。
6.
発話や画面テキストを勝手に変更して入力しない。
7.
発話や画面テキストを勝手に省略したり、飛ばしたりしない。
8.
映像にない内容を勝手に追加しない。
9.
制作の範囲、制作の原則、制作の方向、制作の倫理に従って字幕を制作する。これに違反する字幕を制作して問題が発生した場合、字幕の制作者に責任があることを認知し、これを解決する。
10.
著作権に該当する情報(クライアント情報、特定クライアントからの受注内訳、スケジュール、映像、映像に含まれる情報など)を流出したり、無断で複製および転載、再配布したりしない。流出などにより問題が発生した場合、字幕の制作者に責任があることを認知する。
Chapter 2. 字幕形式
[1] スポッティング
1.
音声字幕
a.
スポッティングのin点/out点は、発話の始点/終点と最大限同じように設定する。
b.
ただし、可読性を高めるためにのout点を1秒以内に調整して字幕表示時間を増やすことができる。この時、調整されたスポッティングは次の字幕のスポッティングのin点に影響を与えてはならない。
(例)スポッティングの終点を、発話終了時点より0.5秒長く設定可能
2.
テロップ
a.
スポッティングのin点/out点は、発話の始点/終点と最大限同じように設定する。
b.
ただし、可読性を高めるためにout点を1秒以内に調整して字幕表示時間を増やすことができる。この時、調整されたスポッティングは次の字幕のスポッティングのin点に影響を与えてはならない。
(例)スポッティングの終点を、テキスト終了時点より0.5秒長く設定可能
3.
発話と画面テキストが同時に出力されるとき(音声+テロップ)
a.
1つの字幕の中に発話と画面テキストを全て入力できるよう、スポッティングを下記 b~c のように設定する。
b.
スポッティングのいin/out点は、発話の始点/終点と最大限同じように設定する。
c.
ただし、一部状況に応じて画面テキストの始点/終点のほうがより自然な場合は、画面テキストと同じようにスポッティングする。この時、可読性を高めるため、2.b を適用することができる。
(例) 左の三角形をクリック
[2] 字幕表示時間
1.
最短表示時間
a.
字幕の最短表示時間は1秒とする。
2.
最長表示時間
a.
字幕の最長表示時間は7秒とする。
b.
ただし、これは最大値に対する基準に過ぎず、文章の意味を考慮せずに字幕を無理に7秒にしない。
3.
推奨表示時間
a.
字幕は文章の意味に従って制作され、平均的に約2.5~4秒で出力されることを推奨する。
[3] 文字数
1. YouTubeコンテンツの特性上、字幕1行当たりの文字数は別途の制限を設けない。
2. ただし、文字数に別途の制限がなくても、発話の意味とテキストの可読性を考慮し、最大限短い文章で入力する。
[4] 可読速度 (CPS)
1.
YouTubeコンテンツの特性上、CPS(Character Per Second、1秒当たりに出力される文字数) は別途の制限を設けない。
[5] テロップ
1.
入力形式
a.
画面テキストは大括弧([])内で翻訳する。
(例) 左の三角形をクリック
b.
入力した画面テキストは字幕の最上段(一番上の列)に置く。
(例) 左の三角形をクリック
c.
1つの字幕に入力する画面テキストが2つ以上ある時は、スラッシュ(/)を使用して区分し、スラッシュの前後にスペースを1マスずつ使用する。
(例) 左の三角形をクリック
d.
(画面基準)画面テキストに追加説明を表示する小括弧()が使用されたときは、小括弧も一緒に入力する。
(例) 左の三角形をクリック
e.
画面テキストに使用された大括弧は、画面テキストであることを表示する大括弧に置き換える。すなわち、大括弧は重複して使用せず、一度だけ使用する。
(例) 左の三角形をクリック
f.
意図的に間違えられた正書法を除いて、正書法に遵守して入力する。
(例) 左の三角形をクリック
2.
入力すべき画面テキスト
a.
画面に出力されたすべての編集テキスト(映像編集者が作ったテキスト)は、そのまま入力する。
b.
ただし、編集されたテキストのうち、字幕で表現できないテキスト(膨大な量のテキスト、レシピ、絵文字、ハングル子音など)は入力しない。
(例) 左の三角形をクリック
3.
入力しない画面テキスト
a.
編集されたテキストのうち、上の 2.b に該当するテキストは入力しない。
b.
編集されたテキストのうち、意味のないテキスト(感嘆詞、合いの手、背景音、笑い声)は入力しない。
(例) 左の三角形をクリック
c.
編集されたテキスト以外のテキスト(背景テキスト、看板、講義PPT、黒板板書内容、手書き、メッセンジャー会話内容、メニューなど)は入力しない。
(例) 左の三角形をクリック
d.
字幕に付いた発話者の名前表示(アイドル芸能映像などで字幕ごとに付く発話者の名前表示)は入力しない。
(例) 左の三角形をクリック
e.
左上に出力される番組ロゴは入力しない。詳細内容は [Chapter 3. 表記法 - [10] 番組タイトル/ロゴ] 参照。
4.
発話と画面テキストが同時に出力される場合(音声+テロップ)
a.
発話と画面テキストの内容が同じ場合、発話だけを入力し、画面テキストは入力しない。(文字が一致するかどうかではなく、発話とテキストの内容、つまり意味が同じである場合)
(例) 左の三角形をクリック
b.
発話と画面テキストの内容が異なる場合(意味が異なる場合)、発話と画面テキストを1つの字幕に入力する。この時、字幕の上の列に画面テキスト、下の列に発話を入力する。
(例) 左の三角形をクリック
[6] 字幕の行数
1.
字幕の行数
a.
字幕は1行で出力されることを原則とする。
b.
字幕は以下の 2.a~b の場合、最大2行で出力できる。ただし、テロップ1行を含む場合に限り、最大3行まで許容される。
2.
改行
a.
テロップと音声字幕は必ず改行して区分する。この時、テロップは字幕の最上段(一番上の列)に置く。
(例) 左の三角形をクリック
b.
(例) 左の三角形をクリック
c.
1人の発話を2行に分けない。単一発話は発話の長さに関係なく1行で出力されるよう表記する。
(例) 左の三角形をクリック
[7] 多重話者
1.
2人の発話者が会話する時は、2つの台詞をまとめて1つの字幕に入力する。この時、改行して字幕1行に1人の発話を入力し、それぞれの台詞にハイフン(-)を付けて発話者を区分する。ハイフン(-)の後ろにはスペース1マスを必ず使う。
(例) 左の三角形をクリック
2.
多重話者間の対話時、字幕に発話者の名前は表記しない。発話者は、上記1.が規定するように、ハイフンで区分する。
(例) 左の三角形をクリック
3.
発話者が3人以上登場する場合は、発話を2つずつまとめて1つの字幕に入力する。
(例) 左の三角形をクリック
4.
会話の内容は、発話された順で字幕の上の行から入力していく。この時、話者別に発話をまとめて1つの字幕に入力しない。
(例) 左の三角形をクリック
[8] 反復発話/テキスト
1.
2回繰り返される時
a.
1人の話者が同一の単語やフレーズを2回繰り返したり、同一の画面テキスト(単語やフレーズ)が2回繰り返される場合は、繰り返された分だけ入力する。
(例) 左の三角形をクリック
2.
3回以上繰り返される時
a.
1人の話者が同一の単語やフレーズを3回以上繰り返す場合、反復語は1度だけ入力し、反復した回数をかける(X)記号を使って表記する。3回以上繰り返して出力される画面テキストもかける記号を使って表記する。
(例) 左の三角形をクリック
3.
スポッティング
a.
スポッティングの始点(in)は最初の単語やフレーズが始まる地点で、終点(out)は最後の反復語が終わる地点で設定する。
[9] 連続発話/テキスト
1.
1人の話者の発話や1つの文章になったテキストを2つ以上の字幕にわたって入力するとき、最初の字幕の終わりや次の字幕の開始に省略記号(…)を使用しない。
(例) 左の三角形をクリック
[10] 字幕位置
1.
YouTubeコンテンツの特性上、字幕は画面中央の下段に位置するようにし、別途調整しない。
Chapter 3. 表記法
[1] 文章符号
1.
注意事項: 使用可能な文章符号
a.
文章符号は、以下のガイドライン(表)で指定した用途のみに使用する。
2.
注意事項: 使用不可能な文章符号
a.
使用できない記号はいかなる場合にも使用しない。
b.
もし使用できない記号が必ず必要な状況の場合、 [1. 使用可能な文章符号] で明示された他の文章符号を置き換えて使用する。この時、到着語に最も適した文章符号を使用する。
c.
音符はSDH字幕制作時にのみ例外的に使用し、それ以外には使用しない。
Table
Search
[2] 引用および強調
1.
引用
a.
発話者が他人の言葉を引用する時、括弧(「」)を用いて入力する。
b.
1つの引用文を複数の字幕に分けて入力する時は、字幕ごとに括弧を使用する。
(例) 左の三角形をクリック
2.
強調
a.
該当事項なし
3.
例外
a.
画面テキストで出力される引用文および強調文は、上記1に従わず、出力された画面テキストどおりに入力する。
[3] 固有名詞
1.
単語帳(クライアント)の表記法を使用
a.
固有名詞はエディタの右側サイドバーに添付された [単語帳-クライアント] の表記法を確認し適用する。
b.
単語帳がない場合は、下記の 2~3 に従って入力する。
2.
公式表記法の使用
a.
人名、地名、機関名、商標、著作権などは公式表記法に従う。公信力のあるポータルサイトで公式表記法を検索してから使用する。
b.
公式表記法がない場合、検索を通じて最も広く使われる表現(公信力のあるポータルサイトで検索量が最も多いもの)を探して使用する。特に韓国文化と関連した固有名詞(自然/文化遺産、料理名など)は [Chap.6.参考資料-[1]リンク-1.] などを参考にして正確に表記する。
3.
伏せ字処理
a.
伏せ字なしに発話されたブランド名は発話された通りに表記し、一般名詞に変更しない。
(例) 左の三角形をクリック
b.
伏せ字処理で(ピー処理、無音処理など)発話されたブランド名は、英語アルファベットの大文字のエックス(X)を使って、一部の音節を伏せ字処理する。
(例) 左の三角形をクリック
4.
例外
a.
画面テキストで出力される固有名詞は、上記の2~3に従わずに出力された画面テキスト通りに入力する。
b.
画面テキストと単語帳(クライアント)の表記法が異なる時は、単語帳(クライアント)の表記法どおりに入力する。
[4] 名前および呼称
1.
名前
a.
音声字幕を制作する時は、発話通りに入力する。
b.
テロップを制作する時は、出力された画面テキスト通りに入力する。
2.
呼称
a.
音声字幕を制作する時は、発話通りに入力する。
b.
テロップを制作する時は、出力された画面テキスト通りに入力する。
[5] 数字
1.
数字
a.
事物の個数や量を表す数字は、和語の数え方(ひとつ、ふたつ、みっつ)、あるいはアラビア数字(1、2、3)の中から選んで表記できる。
(例) 1個、2個、3個 (O) ひとり、ふたり(O)
2.
点数
スポーツ競技などの点数はアラビア数字で表記する。この時、コロン(:)を使用できる。 (例) 3対3 (O) 三対三 (X)
3.
数値
a.
測定単位と一緒に使う数はアラビア数字で入力する。 (例) 3メーター (O) 三メーター (X)
b.
範囲を表さなければならない状況に限り、チルダ(~)を使用できる。 (例) 3~4メーター (O)
4.
金額
a.
金額を表す数字は、漢数字やアラビア数字の中から自然なものを選んで表記する。
b.
アラビア数字で入力する時は、千単位ごとにコンマを使って区分する。 (例) 3,000円
c.
漢数字で入力する時は、文法を遵守して表記する。 (例) 百万円
5.
年齢
a.
年齢はアラビア数字で表記するが、和語の数え方(みそじ、よそじ等)や、漢数字が使われた慣用句で発話される時は漢数字で表記する。
(例) 左の三角形をクリック
7.
例外
a.
画面テキストで出力される数字は、上記の1~6に従わずに出力された画面テキスト通りに入力する。
[6] 日付および時間
1.
日付
a.
日付(年度、月、日など)はアラビア数字で表記する。 (例) 3月2日、1950年代、21世紀
2.
時間
a.
時間はアラビア数字で表記する。 (例) 午前9時
3.
例外
a.
画面テキストで出力される日付や時間表記は、上記の1~2に従わずに出力された画面テキスト通りに入力する。
[7] 単位
1.
通貨単位
a.
通貨単位は変換せずに、原文の単位をそのまま使用する。
2.
測定単位
a.
測定単位(重量、体積など)は、別途の要請がない限り換算しない。
[8] 歌
1.
歌のタイトルおよび歌手の名前
a.
音声字幕制作
i.
歌のタイトルや歌手の名前が発話される時は、エディターの右側サイドバーに添付された単語帳(クライアント)と、歌詞スクリプトの表記法に従って入力する。
ii.
iii.
歌のタイトルと歌手の名前が英語の場合は、聞こえたまま日本語で入力する。可能な場合には英語で入力する。
(例) 左の三角形をクリック
b.
テロップ制作
i.
画面テキストに出力されたまま入力する。
ii.
歌のタイトルと歌手の名前は英語の時だけ入力し、それ以外の外国語は入力しない。 (例) [NewJeans - Attention]
2.
歌詞
a.
音声字幕制作
i.
歌詞はエディターの右側サイドバーに添付された歌詞スクリプトがある場合にのみ入力する。ない場合、発話者が歌を歌っても入力しない。
ii.
歌詞は日本の歌手が歌った日本語の曲だけを入力する。外国歌手が歌った外国語曲は、添付された歌詞スクリプトがあっても入力せず、このような場合、作業を中断して映像申告ガイドに従って申告する。
(例) 左の三角形をクリック
iii.
歌詞は、発話者が歌う通りではなく、該当区間の歌詞スクリプト通りに入力する。
(例) 左の三角形をクリック
iv.
歌詞で繰り返されるフレーズは、繰り返された回数だけ全て入力する。このとき、かける記号(X)を使用しない。.
(例) 左の三角形をクリック
v.
日本語の歌詞だけを入力するのが原則だが、歌詞のスクリプトに英語が含まれている場合、英語の歌詞も入力する。この時、スクリプトに表記された大文字と小文字をそのまま表記する。
(例) 左の三角形をクリック
b.
テロップ制作
i.
画面テキストもあり、歌詞スクリプトもある場合
1.
歌詞スクリプト通りに入力する。この時、一部の単語やフレーズが画面テキストと違っても、歌詞スクリプト通りに入力する。
2.
スクリプトに英語の歌詞が含まれている場合は、英語で入力し、それ以外の言語は入力しない。この時、スクリプトに表記された大文字と小文字のまま表記する。
ii.
画面テキストはあるが、歌詞スクリプトはない場合
1.
画面テキストで出力される歌詞通りに入力する。
2.
画面テキストに出力される歌詞に英語が含まれている場合、該当部分は英語で入力し、それ以外の言語は入力しない。この時、画面に表示される大文字と小文字のまま入力する。
[9] 外国語
1.
音声字幕制作
a.
日本語の発話だけを入力し、別途に翻訳/重訳が必要な外国語は入力しない。
b.
外国語で発話される文章の中に日本語の単語やフレーズが含まれていても、該当発話全体を入力はしない。
(例) 左の三角形をクリック
c.
ただし日常でよく使われる外国語は、聞こえるままに日本語で入力する。この時、別途に翻訳が必要な文章は除く。
(例) 左の三角形をクリック
d.
上記の 1.c の外国語のうち、日常でよく使われる縮約語は英語で入力する。
(例) 左の三角形をクリック
2.
テロップ制作
a.
日本語のテキストだけを入力し、別途に翻訳/重訳が必要な外国語は入力しない。
b.
外国語の文章の中に日本語の単語やフレーズが含まれていても、該当の画面テキスト全体を入力はしない。
(例) 左の三角形をクリック
c.
ただし、以下に該当する英語テキストは入力する。
i.
英単語を含む日本語の文章(英単語を省略すると、文脈上内容の理解が困難な場合)
(例) 左の三角形をクリック
ii.
iii.
[10] 番組タイトル/ロゴ
1.
番組タイトル
a.
音声字幕制作
i.
各種タイトル(アルバム、映画、テレビ番組、ラジオ番組、本、雑誌、展示など)が発話される時は、括弧(「」)の中に入力する。
ii.
iii.
タイトルはできるだけ字幕1行で表記する。 このため、上で規定した字幕1行当たりの最大文字数と字幕最大行数を超過することができる。
b.
テロップ作成
i.
各種タイトルは画面テキストで出力されたまま入力する。このとき、使用できない符号(特に括弧の種類)は、上のa.の形式で表記する。
(例) 左の三角形をクリック
2.
番組ロゴ
a.
音声字幕制作
i.
該当事項なし
b.
テロップ制作
i.
ランニングタイム中ずっと、左上または右上に出力される番組のタイトルやロゴは入力しない。
(例) 左の三角形をクリック
ii.
ただし、映像の合間に場面転換用(インサート画面)に出力される番組ロゴは(画面の真ん中に出力されるロゴ)は入力する。
(番組名は固有名詞のため英語も含めて全て入力します)
(例) 左の三角形をクリック
[11] 注釈
1.
小括弧、セミコロン、アスタリスクなどで注釈を付けない。
(例) 左の三角形をクリック
[12] 略語/頭字語
1.
略語(Abbreviation)や、頭字語(Acronym, 頭文字だけを集めて作られる言葉)の中間にはピリオドを使用しない。
(例) 左の三角形をクリック
2.
例外
a.
画面テキストで出力される略語や頭字語は、上の1に従わずに出力された画面テキストどおりに入力する。
[13] 文字の書式
1.
イタリック体
a.
YouTube映像の特性上、字幕にはイタリック体を適用しない。
Chapter 4. 入力スタイル
[1] 文法
1.
発話と画面テキストは文法を遵守して入力し、誤字脱字を作らないように注意する。
2.
方言(訛り)は標準語で表現するのが原則だが、映像の脈絡上、方言が必要な場合はそのまま入力する。
3.
ただし、発話と画面テキストで意図的に間違った文法が使われたときは、校正せずにそのまま入力する。
(例) 左の三角形をクリック
[2] スペース
1.
字幕の開始と最後に空白(スペース)は使わない。
[3] 敬語の設定
該当事項なし
[5] 感嘆詞/合いの手
1.
音声字幕制作
a.
意味のない感嘆詞、合いの手、背景音、笑い声は入力しない。
2.
テロップ制作
a.
意味のない感嘆詞、合いの手、背景音、笑い声は入力しない。
[6] 擬声語/擬態語
1.
擬声語と擬態語は正書法に合わせて入力する。
[7] 卑俗語/悪口
1.
卑俗語と悪口は、発話者が使った通りに入力する。
2.
卑俗語と悪口の一部が無音処理/ピー処理されている時は、字幕にも同じように英語アルファベットの大文字エックス(X)で伏せ字にする。
(例) キXガイ、コジX、うXこ
3.
ただし、画面テキストで出力される卑俗語と悪口は画面に出力された通り入力する。画面テキストで伏せ字処理されている場合、同一の位置に伏せ字処理する。
[8] 注意/禁止表現
該当事項なし
[9] 言葉遊び
該当事項なし
Chapter 5. 注意事項
[1] その他 特異事項
1.
単語帳(クライアント単語帳)と本ガイドラインの表記法が相反する場合、単語帳(クライアント単語帳)の表記法に従う。
2.
よく聞こえない単語やフレーズは、該当部分を除いて読んだときに違和感のないよう入力する。この時、全体的な意味を損なわないよう(今後、他の言語に翻訳した時に意味が変わらないよう)考慮する。
3.
よく聞こえない単語やフレーズに使用不可能な符号(??,?!など)を使って入力したり、映像と関連のないメッセージ(知らない、聞こえない、クライアントに確認をお願いします 等)を入力することはいかなる場合でも許されない。
4.
よく聞こえない区間が映像全体で繰り返される場合、作業を中断して映像を申告する。
Chapter 6. 参考資料
[1] リンク
1.
外来語表記法