[参考] 本ページは、PCに最適化しています。
[無断転載・複製禁止]
本ガイドラインに対する著作権は、当社にあります。
著作権者の許可がないまま転載・複製した場合、刑事処分の対象になり、刑事罰が科されます。
本ガイドラインは、Voithru専用のガイドラインです。
クライアント専用のガイドラインがある場合は、クライアント専用のガイドラインを優先します。
ちょっと待って!
「トライアルテスト」または「実践スクール」に参加中ですか?
テストの参加中の方は、以下の3つの内容はご放念ください。
1. 設定集の作成
2. メモ機能(写植To-do)
3. PMへのお問い合わせ
目次 (各項目をクリックすると、該当するセクションに移動します!)
Part 1.WEBマンガ ローカライズの基本
1-1.WEBマンガのローカライズとは?
1-1-1.ローカライズの基本
翻訳は、ソース言語からターゲットに置き換えることですが、ローカライズとは、ソース言語の意味を正確に反映しつつ、翻訳文をより読みやすく、自然な文章に仕上げることです。
WEBマンガは、「翻訳」ではなく「ローカライズ」が必要ですが、便宜上「翻訳」と「ローカライズ」という用語を混用する予定です。
1-1-2.WEBマンガ ローカライズの特徴
WEBマンガ ローカライズの特徴ですが、写植担当者に対する配慮が必要です。
写植担当者は、ソース言語/ターゲット言語の両方を理解できない可能性があります。
原作のデザインに合わせるために別途の作業が必要な場合は、翻訳エディタ → メモ → 写植To-do機能 を利用してください。
写植担当者にどんなことを伝えるべきか気になる方は、ページ内検索(Ctrl+F)機能で「写植To-do」を検索してみてください!
写植とは?
翻訳文をPhotoshopなどのツールでデザイン化する作業です。
写植担当者がどんな作業をしているかは、以下の図でご確認ください。
[原作] [写植後]
1-2.設定集の作成
1-2-1.設定集とは?
ストーリーの一貫性および連続性を維持するために必要な項目をまとめた文書であり、常に最新の状態を保つ必要があります。
•
作品の情報:タイトル、あらすじ
•
登場人物の情報:名前、口調、年齢、性格、呼称
•
その他の固有名詞:地名、ブランド名、製品名、魔法の呪文など
1-2-2.設定集の作成例
1-2-3.注意事項
•
登場人物の名前や呼称など、作品全体に影響を与える設定を変更する場合は、必ずPMにご連絡ください。
1-3.翻訳エディタ
1-3-1.翻訳エディタのガイドライン
1-3-2.メモ/コメント機能のガイドライン
1-3-3.テキストボックス作成時の注意点
Show All
Search
1-4.翻訳者の倫理
1.
翻訳ガイドラインを熟知し、遵守します。
2.
翻訳にエラー(誤訳、文法ミス、誤字・脱字)がないよう、注意します。
3.
最後に文章チェックツールを使って誤字脱字などの確認をしてください。
4.
機械翻訳を使用してはいけません。
5.
ソース言語に年齢や人種、性別、障害、性同一性障害などに対する差別的表現がある場合は、ターゲット言語でその表現を和らげるか、別の表現に言い換えてください。
a.
障害者:障がい者、体が不自由な
b.
性同一性障害
6.
翻訳の方向性と倫理に反する翻訳で物議をかもした場合は、翻訳者が責任を負うことにします。
Part 2.表記法
2-1 改行のルール
2-1-1.文字数制限
Show All
Search
2-1-2.テキストの配置
吹き出し内のセリフは、各行の文字数がバランスよく入るようにします。
セリフを吹き出しの輪郭線に合わせていくなイメージで改行&翻訳してください。
良くない例
良い例
2-1-3.注意事項
不要な空白(EnterまたはSpace)を入力しないようにします。
2-2.文法
•
セリフは、文法を間違えない範囲内で自然な話し言葉で翻訳してください。
意図的な文法違反は例外とします。
・子供のたどたどしい言葉
・口の中に食べ物がある場合
•
最後に日本語の訳文を素読みしてエラーがないかを確認します。
•
右上の[提出]をクリックすると、エディタ内のスペル/文法チェッカーが品質確認を行います。ハイライトされた部分を再度検討することでミスの発見率を高めることができます。
•
気になる点がありましたら、以下のリンクから改めてご確認ください。
◦
◦
2-3.記号
2-3-1.基本原則
ソース言語の記号をそのまま使うのではなく、ターゲット言語で使われる記号を使用します。
2-3-2.記号一覧
日本語に翻訳する際に使用できる記号は以下の通りです。
Show All
Search
2-4.分かち書き(半角/全角)
•
分かち書き(全角):使用不可
•
分かち書き(半角):
◦
◦
また、漢字が続いて読みにくくなった場合など、必ず必要な場合は追加可能です。
▪
ただし、使いすぎないように注意してください。
2-5.固有名詞
•
人名
◦
◦
日本人の名前の性と名の間には半角スペースを入れてください。
※初回登場時のみスペースを入れ、2回目以降はスペース省略
•
地名
◦
中国の地名は、漢字表記(最初の1回は漢字+ルビ)、カタカナ表記、両方可能ですが、統一は必要です。
2-6.数字
2-6-1.アラビア数字
Show All
Search
2-6-2.漢数字
原則としてアラビア数字を使用します。
ただし、以下の場合は例外とします。
•
慣用句、四字熟語など
◦
一石二鳥、一度きり、もう二度としない、一日中、一つ覚え、お一人様、一人娘、第三者、一人前の職人、おすすめの一冊
•
意味によって異なる場合
◦
最も優れているもの:一番 / 順序・番号の最初:1番
◦
回数:2度 / 副詞的な使い方:二度と
2-6-3.話数の表記方法
•
話数
Show All
Search
2-6-4.カ、ケ、コの使い方
使用可能 | 使用不可 |
か月 | ケ月、ヶ月、カ月、ヵ月 |
か所 | ケ所、ヶ所、カ所、ヵ所 |
個 | ケ、コ |
2-7.英文
吹き出し内に英文が入る場合は、下記のケースを参考にして翻訳します。
Show All
Search
2-8.脚注/注釈
ターゲット言語の文化圏で理解しがたいが、出現頻度が高く、ストーリー上必ず必要な単語には、脚注/注釈をつけます。
※ 脚注/注釈を入れると可読性が損なわれるため、その使用を最小限に抑えます。
[脚注/注釈の表記方法]
•
脚注/注釈をつけたい単語の前に半角アスタリスク(*)を追加します。
•
説明文を入れたいところにテキストボックスを作成します。
◦
イメージとかぶらないよう、コマの枠外にテキストボックスを作成します。
◦
コマの枠外に配置できない場合は、登場人物を避けて配置します。
•
テキストボックス内に説明文を以下のように記入します。
◦
*[対象語句]…説明文
↑は、全角アスタリスク(*)
2-9.ルビ
2-9-1.ルビが必要なケース
Show All
Search
※ 一般に通用している場合には、常用漢字でなくてもルビを振る必要がありません。
2-9-2.ルビの打ち方
写植担当者は日本語を理解できない可能性が高いです。
そのため、漢字ごとにル振り仮名を記入した後、メモの「 写植To-do」にチェックを入れてください。
2-10.つづく
完結話をのぞく全話には最後のコマの右下に「つづく」を記入します。
2-10-1.表記方法
Show All
Search
2-10-2.注意すべき点
•
「続く」ではなく、「つづく」と表記します。
•
テキストボックスがなくても、必ず作成して記入します。
2-11.整列
2-11-1.縦書きと横書き
下記の表を参考にして、縦書きにするか、横書きにするかを判断します。
Show All
Search
2-11-2.整列
基本設定を変えないでください。
2-12.単位
2-12-1.測定単位
2-12-2.時間単位
決まった形式はありませんが、アラビア数字の表記法を守ります。[ 表記法へ移動]
Show All
Search
2-12-3.通貨単位
WEBマンガの背景になる国の通貨の単位にします。
•
WEBマンガの背景が中国の場合 50元 → 50元
•
WEBマンガの背景が日本の場合 50元 → 1000円
•
WEBマンガの背景がアメリカの場合 50元 → 10ドル
2-13.書式
フォント、文字の大きさ、太字、斜体、下線、取り消し線、文字色は、翻訳者の判断で変更してはいけません。
下記の表で指定した場合のみ変更可能です。
Show All
Search
2-14.俗語・卑語
俗語・卑語は、状況に合わせて翻訳します。例) 可恶 → クソッ
2-15.イメージのローカライズ
WEBマンガのローカライズは、日本の読者にまるで原作を読んでいるかのような経験を与える必要があります。
そのため、スマートフォン/PCのキーボード、看板、メニューなどのイメージも背景となる国に合わせてローカライズをする必要があります。
ただし、文字が小さかったり、重要度が低かったりする場合は、削除するかほかすことも可能です。
写植担当者が円滑に作業できるよう > 「写植To-do」機能を利用してメモを残してください。
Part 3.翻訳スタイル
3-1.擬音語/擬態語
•
もっとも一般的な擬音語・擬態語で翻訳します。
•
•
同じイメージ内にひらがなの効果音とカタカナの効果音を混用してはいけません。
•
効果音
◦
カタカナ表記:速い/硬い/大きい音
◦
ひらがな表記:遅い/柔らかい/小さい音
3-2.慣用語/略語など
•
ターゲット言語に似たような表現があれば、その表現を使います。
•
代替表現がない場合、日本語を使う読者が理解できるように翻訳します。
•
出現頻度が高かったり、ストーリーに必ず必要な場合は、脚注/注釈をつけます。
•
方言の使用は避けてください。
3-3. 簡体字の使用
•
簡体字の使用禁止
Part 4.注意すべき点
4-1.権利確認
権利確認は、非常に敏感なテーマです。
下記の内容を読んで、著作権を侵害しないように注意してください。
以下の場合は、PMにご連絡ください。
Show All
Search
4-2.メールアドレス/SNSアカウント/電話番号
個人情報を侵害する恐れがある場合の対応方法は、以下の通りです。
※ メールアドレスやアカウント名の一部でないことがわかるようにしていれば、いずれも「XXX」を入れることができます。
4-3.原稿に問題がある場合
原稿に以下のような問題がある場合には、PMにご連絡ください。
Show All
Search